ソフトバンク工藤監督、2併殺の川瀬に一定の評価 「使った監督が悪いと」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

黒星の石川に「6回2失点。悪いとは思っていない」

 23日、ソフトバンクは1-2で西武に惜敗。2ケタ安打を放ちながらも相手バッテリーエラーによる1点だけに終わった。

 プロ初出場初スタメンの川瀬晃を最後まで使い続けた。結果は2つの併殺打を含む4打数ノーヒット。実質的なブレーキ役になってしまったが、工藤公康監督は3年目の若鷹に一定の評価を下した。

「満塁の場面でも初球から振れるのは良かったと思いますし、結果が出なかったことは使ってる監督が悪いと思ってもらって。また明日、出る機会があればしっかり頑張ってほしいなと思います。いい守備もしていましたし、初めて1軍に上がった中でやれることをしっかりやってくれたと思います」

 さらに「他の選手の刺激になってくれたら」と、若手のがむしゃらさがチームの活性化につながることを期待した。6回2失点で黒星を喫した石川柊太を「いい時もあるし悪いときもあるし、思いどおりにいかないときもある」とかばいながら、降板後のベンチでの会話について次のように語った。

 「微調整についての話です。ブルペンでの微調整、ベンチ前のキャッチボールでの微調整。(先発投手は)うまくいかなくても自分の中で微調整すること、立て直すことが必要になってくる。そういうところをこの1週間で考えながらやってくれたらという話をしました」

 そのうえで「6回2失点。悪いとは思っていない」と改めて石川をかばった。また、右肘関節炎でスタメンを外れ、代走で出場した今宮健太については「長く(かかる)とは聞いていないので、上で調整してもらいます」と話した。

(Full-Count編集部)

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