長崎県雲仙市国見町の多比良商店街で、地域活性化を目指して商店主らが植えたヤマボウシが見ごろを迎えた。同商店街のシンボルツリーとして、まちに純白の彩りを添える。
ヤマボウシはミズキ科の樹木で同市の絹笠山や妙見岳などに自生し、市の木に選定されている。白い花に見えるひし形状のものは総苞(そうほう)片と呼ばれる部分。
同商店街は「歩いて楽しいまち」をコンセプトに、共通デザインの看板を設置するなど活動を続ける。ヤマボウシは今年1月、店先など9カ所に植樹した。
島原鉄道多比良町駅前では高さ約5メートルの木が白く輝き、住民らの目を楽しませている。近くに住む女性(64)は「毎日見るのが楽しみ。まちに彩りが増えてうれしいわ」と笑った。
見ごろは5月末くらいまで続く見込み。暖かくなるにつれ見ごろは標高の高い場所へ移り、雲仙温泉街や妙見岳などでは6月中旬に見ごろを迎えそうだ。
白く輝くシンボルツリー 雲仙・多比良商店街のヤマボウシ
- Published
- 2018/05/24 00:30 (JST)
- Updated
- 2020/05/21 14:46 (JST)
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