昭和電線HD社長に長谷川取締役 電線大手で初の女性社長

 昭和電線ホールディングスは23日、長谷川隆代取締役(58)が6月26日付で社長に昇格する人事を発表した。新たな経営体制の下、2022年をゴールとした新中期経営計画で技術力を生かした新規事業の立ち上げや、中国合弁パートナーと連携した海外事業での新展開など成長戦略を加速する。長谷川取締役は電線大手としては初の女性社長。入社から研究畑を歩み、電線・ケーブル業界の次世代技術として期待される超電導分野の第一人者。中島文明社長は同日付で相談役となる。

 長谷川 隆代氏(はせがわ・たかよ)1984年(昭59)新潟大院修了、昭和電線電纜(現・昭和電線ホールディングス)入社。96年東京大学博士(工学)学位取得。2005年技術開発センター次長兼超電導プロジェクト長、08年経営企画部商品企画グループ長、10年執行役員技術企画室長、13年取締役技術企画室長などを経て17年から現職。その間中核事業会社である昭和電線ケーブルシステムの常務取締役技術開発センター長などを務めた。

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