ロスが7回途中1失点の快投 パドレス被スイープ回避

【パドレス3-1ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

全盛期を過ごしたパドレスに2年ぶりに戻ってきた31歳の右腕が、チームを被スイープの危機から救う快投を見せた。被スイープ回避をかけて日本時間5月24日のナショナルズ戦に先発したタイソン・ロスは、試合序盤から安定感抜群のピッチングを展開し、唯一のピンチとなった3回裏一死一、二塁もフアン・ソトとブライス・ハーパーを連続三振に抑えて無失点。7回裏先頭のマット・アダムスに11号ソロを浴び、二死からアンドリュー・スティーブンソンにヒットを許したところで降板となったものの、7回途中まで110球を投げて被安打5、奪三振9、与四球1、失点1という素晴らしいピッチングでチームを勝利へ導き、今季4勝目をマークした。

「自分にローテーションの順番が回ってきたとき、投手は自分のことをエースだと信じるべきなんだ。5人のローテーションのうちの1人かもしれないけれど、自分が登板するときにはチームを勝たせるチャンスがある。先発投手はそういう気持ちでマウンドに立っているんだよ」とロスは語る。昨季はレンジャーズでわずか3勝、防御率7.71に終わり、マイナー契約でパドレスに戻ってきたロスだが、今季は自身の言葉通り、10先発で防御率3.13、被打率.209、奪三振率9.55とエース級のパフォーマンスを発揮。今後もこの調子を維持できれば、2014年(13勝、防御率2.81)を上回る自己最高のシーズンを過ごす可能性もありそうだ。

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