大江戸展 5万人突破 島崎さん(埼玉・所沢)に記念品

 長崎市出島町の県美術館企画展示室で開催中の「大江戸展」(長崎新聞社、県美術館主催)の入場者数が23日、5万人に達した。5万人目となった埼玉県所沢市の主婦、島崎久子さん(65)に記念品が贈られた。
 島崎さんは長崎市出身で帰省中に訪れた。同展を協賛する長崎菓寮匠寛堂の釜崎桂子社長から自社製カステラと歌川広重の額絵「名所江戸百景 亀戸梅屋舗(かめいどうめやしき)」を受け取った。
 島崎さんは「美術館巡りが趣味で特に古里の県美術館が大好き。5万人目となり光栄」と笑顔を見せた。この後、ゆっくりと鑑賞し、目に留まった狩野尚信の「猛虎図」について「虎が迫ってくるよう。表現力がすばらしい」と話した。
 同展は、東京富士美術館(東京都八王子市)が所蔵する江戸時代の名品を集めた長崎だけの企画展。27日までの後期展には伊藤若冲(じゃくちゅう)「象図」など約80点を展示している。

5万人目の入場者となり、釜崎社長(右)から記念品を受け取る島崎さん=長崎市、県美術館

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