9回表ボガーツが勝ち越しタイムリー Rソックス4連勝

【レッドソックス4-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

ア・リーグ東部地区首位のレッドソックスは、先発のデービッド・プライスが6回3安打1失点と好投したものの、打線がレイズ先発のクリス・アーチャーの前に1得点に封じられ、なかなかリードを奪えない苦しい展開となった。しかし、1対1の同点で迎えた9回表、レッドソックスは先頭のJ.D.マルティネスが遊撃手のウィリー・アダメスのエラーで出塁し、続くザンダー・ボガーツがレフト線への勝ち越しタイムリー二塁打。さらに四球と暴投で無死二、三塁とチャンスを広げ、エドゥアルド・ヌニェスの犠牲フライとヘスス・スクレのパスボールでレイズのクローザー、アレックス・コロメイから3点を勝ち越すことに成功した。最後は前日の試合で32球を投げたクレイグ・キンブレルがレイズの攻撃を三者凡退に抑えて試合終了。レッドソックスは連勝を4に伸ばし、2位ヤンキースとのゲーム差を1.5に広げた。

ボガーツは同点の9回表無死二塁という場面で打席に入った。本来であれば右方向への進塁打を意識する場面だが、アレックス・コーラ監督は「チームのためにプレイするというのは進塁打を打つことばかりではない。打つべき球をしっかり打つことも大切なんだ。彼は5番を打っているんだからね」とボガーツにタイムリーを期待していた。「左方向のゴロにならないようにだけ気を付けた」と語ったボガーツは指揮官の期待に応え、真ん中低めへのカッターをレフト線へ弾き返す勝ち越しタイムリー二塁打。13打数連続無安打のスランプに陥っていた男が、勝負どころで最高の結果を残し、チームを勝利に導いた。

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