Wソックス3発含む12安打11得点 コビーが悲願の初勝利

【オリオールズ1-11ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

ホワイトソックスの2年目右腕、ディラン・コビーが7回1失点の好投で嬉しいメジャー初勝利をマークした。コビーは2回表にジェイス・ピーターソンにタイムリーを浴び、オリオールズに先制を許したものの、その後は安定したピッチング。最後の2イニングは打者6人をパーフェクトに抑え、103球で7イニングを投げ抜いた。打線3回裏にヨアン・モンカダの7号スリーランで逆転に成功し、3回からの3イニングで大量9得点。7回裏にはホゼ・ロンドンがメジャー初本塁打となる1号ツーランを放ち、勝利を決定づけた。

2016年オフのルール5ドラフトでホワイトソックスへ移籍し、昨季は12先発を含む18試合に登板して0勝7敗、防御率7.71に終わったコビーだが、ホワイトソックスが最後までコビーをロースターから外さなかったことは期待の大きさの表れと言える。今季は日本時間4月29日のロイヤルズ戦こそ6回4失点で敗戦投手となったものの、2度目のチャンスとなった今日の試合で成長を感じさせる好投を披露。記念すべきメジャー初勝利は、我慢して自身を起用し続けてくれた首脳陣への最高の恩返しとなった。リック・レンテリア監督は「彼には『素晴らしい仕事だったよ』と伝えたよ」とコメント。「彼は『一生懸命練習してきました』と話していた。今も努力を続けているけどね」と語る指揮官の顔にも喜びが溢れていた。

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