海自隊員、中学生淫行で停職10日 横須賀総監部「規定に沿い判断」

 海上自衛隊横須賀地方総監部は24日、中学3年の女子生徒にみだらな行為をしたとして、県青少年保護育成条例違反の罪で罰金40万円の略式命令を受けた艦艇開発隊の男性3等海曹(27)を停職10日の懲戒処分にした、と発表した。

 総監部などによると、3等海曹は昨年5~6月、横浜市金沢区の自宅アパートで、無料通信アプリLINE(ライン)で知り合った中学3年の女子生徒(14)にみだらな行為をした。

 3等海曹はことし2月、同罪で略式起訴され、小田原簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた。停職10日の処分程度について、総監部は「過去の事例と比較し、部内の規定に沿って適切と判断した」と説明した。この事件では、横須賀基地業務隊の海士長(31)も同罪で略式起訴され、罰金70万円の略式命令を受けている。

 総監部はそのほか、交代するなどの措置を講じずに当直勤務中の一時帰宅を許可したとして、いずれも横須賀警備隊の40代と50代の男性1等海尉2人を減給の懲戒処分にした。

海上自衛隊横須賀地方総監部

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