住友電工は平型導体を用いた自動車用電線の開発を進めている。断面を平型形状にして高さを抑えることで、エンジンルームなどスペースが限られる場所でも配線がしやすくなる。導体の高さは従来の丸型導体の電線と比較して最小で4分の1程度に抑えられる。現在は技術を幅広くPRしている段階。数年後の量産化を目指している。
平型導体は細い線を撚り合わせて平型に加工したもの。扁平加工や被覆などに技術が必要となる。現在アルミ導体・銅導体の双方で開発に取り組んでいる。今後は端子やコネクタなど周辺技術の開発も進めながら、実用化を目指していく。