2018年ワールドカップに開催国として出場するロシア。
代表チームはFIFAランキングで66位に沈むなど低迷しているが、国内1部リーグはUEFAのリーグランキングで6位につけている。これはオランダやウクライナ、ポルトガルよりも高い順位だ。
そこで今回は、現在ロシアリーグでプレーする大物選手を紹介しよう。
※2017-18シーズンに在籍していた選手が対象
1. ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ
生年月日:1984/02/22 (34歳)
国籍:セルビア
ポジション:DF
所属チーム:ゼニト・サンクトペテルブルク
チェルシーでその名をあげたイヴァノヴィッチ。
DFながら貴重なシーンや大一番で得点を奪うことが多く、足下の技術もなかなかのもの。2014-15シーズンには右足、左足、ヘディングの全てでゴールをあげており、得点後に見せるクールな表情もお馴染みだ。
イヴァノヴィッチは2016-17シーズンの冬の移籍市場で、チェルシーを退団しゼニトに加入。イヴァノヴィッチにとってロシアという地は、チェルシー加入前にプレーしていた国でもある(当時の所属はロコモティフ・モスクワ)。
現役のセルビア代表DFであり、2018年ワールドカップに向けた代表候補にも選ばれている。セルビア代表の最多出場記録にあと「1」と迫っており、大記録の更新が確実視されている。
2. ヴェドラン・チョルルカ
生年月日:1986/02/05 (32歳)
国籍:クロアチア
ポジション:DF
所属チーム:ロコモティフ・モスクワ
ダリヨ・スルナが引退したクロアチアの最終ラインを支える経験豊富なDF。
ディナモ・ザグレブで頭角を現すとイングランドに渡り、マンチェスター・シティやトッテナム・ホットスパー、バイヤー・レヴァークーゼンといった名門でもプレーした。
ロシアにやって来たのはスパーズを退団した2012年で、ロコモティフ・モスクワでの在籍は今季で6シーズン目となった。
2000年代後半からクロアチア代表のDFリーダーを担っており、これまでEURO2008やEURO2012、2014年ワールドカップなど様々な国際大会を経験。もちろん2018年ワールドカップに向けた候補メンバーに選ばれている。
3. ドミニコ・クリッシト
生年月日:1986/12/30 (31歳)
国籍:イタリア
ポジション:DF
所属チーム:ゼニト・サンクトペテルブルク
高い身体能力と積極的な攻撃参加を武器に、10代の頃から注目されていたクリッシト。世代別代表の常連であり、A代表としても22試合に出場している。
ユヴェントスではしっかりとした結果を残すことはできなかったが、ユース時代の恩師であるジャン・ピエロ・ガスペリーニが率いるジェノアで開花。
2010年のワールドカップでは、ファビオ・グロッソをベンチへ追いやり左サイドバックのレギュラーに定着した。
クリッシトは2011年にイタリアを離れると、今季まで7シーズンに渡ってゼニトでプレー。200試合以上に出場するなど活躍したが、来シーズンからはジェノアに復帰することが決定している。
4. ルイス・アドリアーノ
生年月日:1987/04/12 (31歳)
国籍:ブラジル
ポジション:FW
所属チーム:スパルタク・モスクワ
インテルナシオナル時代、クラブワールドカップでバルセロナを下した経験を持つルイス・アドリアーノ。
その活躍が認められシャフタール・ドネツクに移籍すると、ウィリアンやフェルナンジーニョらと強力なブラジリアンコネクションを形成し、6度のリーグ優勝やUEFAヨーロッパ制覇を成し遂げるなどクラブの黄金期を築いた。
ミランでは目立った結果を残すことができず、2016-17シーズンの冬の市場でスパルタク・モスクワへと移籍。今季は25試合で10ゴールをマークするなど、復活の予感を感じさせた。