インパルの2台が赤旗の原因に。17年王者の石浦が最速/【タイム結果】2018スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 金曜専有走行

 2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は5月25日、スポーツランドSUGOで60分間の専有走行が行われ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイムをマークした。

 荒天で中止となった第2戦オートポリスとは打って変わり、青空が広がったスポーツランドSUGO。60分間の専有走行では、各車とも積極的に周回を重ね、タイヤやセットアップなど、26日(土)の予選、27日(日)の決勝に向けたデータ収集に務めた。 

 セッション開始から20分が過ぎた13時35分ごろ、SPアウトコーナーで平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がストップ。マシンをイン側のランオフエリアで止めたため、セッション1度目の赤旗が出された。

 車両の回収作業が終わり、セッション中断から10分後の13時45分に走行再開。ここでは序盤ピットに留まっていたトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)などもコースインしている。

 その後は大きなクラッシュなどはなかったが、セッション終了まで4分を切った14時11分、1分7秒179までベストタイムを縮めた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1コーナー先でスピンしてストップ。セッション2度目の赤旗となり、この赤旗をもってセッション終了となった。

 トップタイムは石浦が記録した1分7秒151。2番手は最後にマシンを停めた関口、3番手には山本尚貴(TEAM MUGEN)が続いている。ソフトタイヤを投入したドライバーではナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)の6番手、ニック・キャシディ(KONDO RACING)が7番手につけた。

ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)
ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)

 これがSUGO初走行となったダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)は1分7秒777で10番手。ディルマンは1分8秒099で16番手だった。

 スーパーフォーミュラ第3戦SUGOは26日の9時から1時間のフリー走行が行われた後、13時20分からノックアウト方式の公式予選が行われる。

■2018スーパーフォーミュラ第3戦SUGO 金曜専有走行

Pos. No. Driver Team Engine Time

1 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’07.151

2 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’07.179

3 16 山本尚貴 TEAM MUGEN Honda 1’07.345

4 17 塚越広大 REAL RACING Honda 1’07.483

5 50 千代勝正 B-Max Racing team Honda 1’07.621

6 64 N.カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING Honda 1’07.683

7 3 N.キャシディ KONDO RACING TOYOTA 1’07.701

8 37 J.ロシター VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’07.733

9 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG TOYOTA 1’07.736

10 15 D.ティクトゥム TEAM MUGEN Honda 1’07.777

11 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’07.781

12 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING Honda 1’07.811

13 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda 1’07.872

14 4 山下健太 KONDO RACING TOYOTA 1’07.901

15 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’07.902

16 7 T.ディルマン UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’08.099

17 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’08.206

18 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda 1’08.288

19 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’08.398

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