ナカチンジでバショーカー

 18日、釣研スペシャルスタッフの比嘉秀史さんからのお誘いで、慶良間のフカセ釣りに同行取材した。午前4時半に那覇北マリーナから出船し、北回りでベーベー、タッチュー、離れを回って、2時間ほどでナカチンジ(長内瀬)に、比嘉さんと東稔也と私の3人で渡った。

 ナカチンジは魚影の濃い一級磯なのだが、足場が悪く小さい離れ磯なので、天候が良い時でないと渡れない中上級者向きのポイント。大小さまざまな魚が狙えて、以前2人そろって70センチオーバーのバショーカーを釣り上げた実績がある。

 東さんはオーソドックスなフカセ釣りでグルクンやウメイロモドキ、トカジャーなどをコンスタントに釣り上げた。比嘉さんはムロアジの冷凍餌やグルクン生き餌のするするー仕掛けで大物を狙った。時々小さなアタリがあり生き餌がボロボロになって上がって来るが、大物はヒットしなかった。昼前になって比嘉さんもフカセ釣りに切り替え、グルクンやウメイロモドキ、トカジャーなどを釣り上げた。

 午前11時40分、東さんの竿(さお)をひったくっていくようなアタリ。ドラグを効かせ、巧みにやり取りをしていると数分後、角を持った大きな魚が浮いて来て、比嘉さんがタモ入れをした。これが69センチ・3キロのバショーカー。午後2時半に納竿(のうかん)した。丸沖つりぐ(電話)098(867)0458。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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