ルーマニア失格「驚き」 ラグビーW杯キャンプ地、海老名市

 海老名市の内野優市長は25日の定例会見で、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)で同市が公認キャンプ地として受け入れ予定だったルーマニア代表が出場取り消しとなったことに触れ、「全く突然の話で驚いている」と述べた。市によると、同国の異議申立期間が残されていることから、市としては事態の推移を見守る考えだ。

 内野市長は「担当課は毎朝、ルーマニア語(のあいさつなど)を一つずつ覚えることに取り組んでいた。私も本をもらい、ルーマニア語を覚え始めたところだった」と残念がった。

 推移を見守る一方、既に代替出場が発表されているロシア代表に対して「公認キャンプ地に海老名が決まったことは事実なので来ていただければ」とラブコールも忘れなかった。

 ルーマニア代表の出場を巡っては、予選で代表資格のない選手を出場させていたとしてラグビーの国際統括団体「ワールドラグビー」が15日、出場取り消しを発表していた。

© 株式会社神奈川新聞社