東彼杵(ひがしそのぎ)郡東彼杵町立千綿(ちわた)中(楠本満(くすもとみつる)校長)の1年生25人が24日、同町瀬戸郷(せとごう)の長崎自動車道大村湾(わん)パーキングエリア(PA)に立ちよったドライバーらに冷たい「そのぎ茶」をふるまい、安全運転をよびかけました。
同町は長崎県内最大のお茶の産地。「そのぎ茶」は昨年、全国のお茶が集まる品評会(ひんぴょうかい)で日本一にかがやきました。同校では、町立千綿小と共同の茶園で「そのぎ茶」を育て、出来上がったお茶を毎年、交通安全運動に役立てています。
この日は、4月下旬(げじゅん)につみ取った新芽から約200人分の緑茶を準備(じゅんび)。はっぴやたすきを身に着けた生徒が、PAに立ちよった人たちに「日本一のお茶をどうぞ」と話しかけ、交通安全のチラシと一緒(いっしょ)にわたしました。お茶を受け取った人は「ありがとう」「おいしい」と笑顔。楠本(くすもと)すずさん(12)は「育てたお茶で喜んでもらえてうれしかった」と笑顔で話しました。
配り終えると、警察(けいさつ)とNEXCO(ネクスコ)西日本の人たちが生徒たちにパトカーなどを見学させてあげました。
メクル第277号 「そのぎ茶」ふるまう 千綿中の1年生
- Published
- 2018/05/26 10:21 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 15:19 (JST)
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