全日本F3第3戦/第4戦予選:坪井が両戦のポールを獲得。第3戦は宮田、第4戦は大湯が続く

 全日本F3選手権は5月26日、宮城県のスポーツランドSUGOで第3戦/第4戦の公式予選が行われ、赤旗が出るセッションで坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が両戦のポールポジションを獲得。第3戦は宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が2番手、第4戦は大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が2番手となっている。

 4月の第1ラウンド鈴鹿に続き、今シーズンの第2ラウンドを迎えた全日本F3選手権。第3戦/第4戦の公式予選は、前ラウンド同様30分1回の予選で行われた。前日まで3セッションが行われた専有走行では、3回とも坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)がトップタイムをマーク。「タイム差もあるし、いい流れで来ています」と予選に挑んでいた。

 迎えた10時20分からの予選では、そんな坪井に対し「SUGOは苦手意識がある」という宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)、そして「ライバルが速いのでどう詰めていけばいいのか悩んでいました」という大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が好タイムをマークしていく。

 5〜6周で争われた一度目のアタックを終えると、宮田が1分13秒418をマークし首位に。13秒435で坪井が2番手、13秒532で大湯が3番手。スーパーフォーミュラ第2戦オートポリスにもスポット参戦した阪口晴南(TODA FIGHTEX)が13秒532で4番手につけた。

 上位陣は一度ピットに戻り、残り10分を切ってからふたたびコースインしアタックを展開していくが、各車がタイヤをウォームアップさせアタックを展開していったところで、今季初参戦となる吉田基良(B-MAX ENGINEERING F3)が3コーナーアウト側にストップ。赤旗が提示されてしまう。

 坪井は赤旗提示直前にタイムを上げていたが、宮田をはじめ他のドライバーはタイムを上げることができず。タイミングにも恵まれた坪井が第3戦、そしてセカンドベストタイムで決まる第4戦のポールポジションを決めた。

 第3戦の2番手には宮田がつけ、3番手に大湯、4番手に阪口、5番手に笹原右京(THREEBOND)、6番手に金丸悠(B-MAX RACING F3)というグリッドに。一方第4戦は2番手に大湯、3番手に宮田、4番手に阪口、5番手笹原、6番手に片山義章(YTB F318)という結果となった。

 今回スポット参戦している平峰一貴(B-MAX RACING F3)は、ひさびさのF3に「苦戦していますね」と第3戦は9番手、第4戦は10番手という結果に。それでもセッションを追うごとにポジションを上げている。

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