ホークス工藤監督、決勝弾の4番柳田を絶賛「ほんとにすごい。さすがだな」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

連敗を「3」で止めて再び貯金1「1つ勝つのは難しいです」

 26日、ソフトバンクは楽天との接戦を制して連敗を3で止め、借金生活突入を阻止した。工藤公康監督は、サロンに戻るなりコーヒーをひと口飲み「今日はおいしいな」と笑顔を見せてから会見に臨んだ。

 中盤までは投手戦、終盤は空中戦となった。モイネロの連続被弾で同点とされた直後の8回、柳田悠岐が“これぞ4番の仕事”と言える決勝弾。工藤監督も「ほんとにすごい。則本(昂大)くんにやられたところもあったんだけど、最後の最後で、ホームランが欲しいところでホームランを打ってくれる。さすがだなって思います」と称賛。「(同点に追いつかれた直後が)柳田くんからだったので、僕らはホームランを期待しますけど、その期待通りに打ってくれるのはさすが。あそこの集中力はすごいなと思いました」と続けた。

 さらにスタメン復帰で4安打した今宮健太について語る口ぶりも滑らかだ。

「(5回裏の)あの好走塁が本当にチームに元気を与えてくれたと思います。僕らも打球の行方を追ってしまってたんですけど、気がついたらあっという間にホームに帰ってくるという素晴らしい隙のない走塁をやってくれたと思います」

 連敗は3で止まり、借金生活突入も免れた。工藤監督は「1つ勝つのは難しいです」とホッとした表情を浮かべながら語ると「みんな一丸となって何とか1点、もう1点というゲームができたので、その気持ちを忘れないように、みんなで1点を取りに行く野球をやっていきたいと思います」と、交流戦前最後の1戦に向けて気合を入れ直した。

(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2