中日が大逆転勝利 19安打で終盤に一気7得点 広島、救援崩れ痛恨

中日がシーソーゲームを制す

広島は9回2死満塁のチャンス作るも、最後は代打エルドレッドが空振り三振

 中日が大逆転勝ちを収めた。27日、敵地マツダスタジアムでの広島戦。序盤に先発・大野雄大投手が乱れて4点を奪われる展開となりながら、中盤以降に打線が爆発。19安打を放ち、7、8回の2イニングで7得点を奪って試合をひっくり返した。

 4点ビハインドで迎えた7回、1死二、三塁でビシエドが中前へ2点適時打を放って2点差。さらに続く平田が右翼スタンドへ4号2ランを放って、試合を振り出しに戻した。その裏に2点を勝ち越されたが、直後の8回に再び打線が?がる。広島の3番手・一岡を攻め立て、1死満塁とすると、ビシエドが右中間を破る走者一掃の適時二塁打を放って、ついに逆転に成功した。

 1点差の9回にマウンドに上がった守護神の田島が鈴木、野間のヒットなどで2死満塁の大ピンチを招いたが、最後は代打・エルドレッドを空振り三振に斬って取り、辛くも逃げ切り勝ち。開幕から4連敗を喫していたマツダスタジアムで連勝を飾った。

 広島は序盤に4点のリードを奪ったが、投手陣は怒涛の反撃を許した。先発の九里が7回に捕まると、2番手今村も反撃を止められず。8回に登板した一岡が3失点して、逆転。最後は一打サヨナラのビッグチャンスを作ったが、エルドレッドが空振り三振。最後の1本が出ず、逆転負けを食らった。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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