ソフトバンク終盤引き離され完敗 工藤監督「ここから立て直して」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

カード連続負け越し「ここから立て直してがんばります」

 27日、ソフトバンクは楽天に4-8で敗れ、このカード負け越し。1週間前のロッテ戦から3カード連続の負け越しとなり、勝率は再び5割となった。

 4回、デスパイネと松田宣浩の連続弾で逆転して盛り上がったヤフオクドーム。しかし、後半はファンのため息ばかりがこだました。同点の7回、先発の武田翔太がピンチを作ると、2番手のモイネロが2日続けて今江年晶に手痛い一打を浴びた。さらに左打者・銀次にもタイムリーを許し、一気に3点のビハインドを背負う形となった。

 工藤監督は「ポンポンと打たれるケースがあった。ボールが高くなってきたのであそこが限界かなと思いました」と武田を6回1/3で諦め「明日また1日空くので」と、あえて前日に回またぎで38球を投げていたモイネロをマウンドに送った。

「投手を使うところもコーチと話をして、今日は回またぎはせずに1イニングのみ、もしくは途中で行くケースもあり」と事前に決めていたというが、結果的には回またぎ以前の問題だった。「みんな一生懸命やっているので打たれた結果は使っている僕らが悪いと考えて、また切り替えてやってもらいたい」と工藤監督。

 3カード連続の負け越しで勝率5割で交流戦に突入する形となったが「ここから、またみんなで立て直して頑張ります」と、得意の交流戦での巻き返しを狙う。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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