『Sky Italia』など各メディアは、「インテルのルチアーノ・スパレッティ監督は、ジョアン・カンセロとラフィーニャを買い取れないと話した」と保応じた。
今季はセリエA4位という結果となり、チャンピオンズリーグの出場権を獲得することに成功したインテル。
中国企業の蘇寧グループがオーナーとなって初めての上位進出で、経済的にも大きな結果となった。
しかし、その一方でインテルは今でもUEFAが定めているファイナンシャル・フェアプレー制度の監視対象となっている。
UEFAとの間で結んだ和解契約はまだ生きており、そこで規定された条件に従って経営を行わなければならない状況にある。
記者会見に臨んだスパレッティ監督は以下のように話し、ローンで借りている選手は買い取れないと明かしたとのこと。
ルチアーノ・スパレッティ 「クラブはすでに動き始めているが、予算のバランスをとらなければならない。それが肝心なものだ。
サッカーは変化してきた。欲しいと思ったら金を使う、そんな時代に戻ることはできない。
我々は今、以前のオーナーが合意した和解契約を遵守し、その基準と要件に従わなければならない。
一旦それが完了すれば再投資することはできる。しかし、昨年のようなビッグネームの獲得は難しいだろう。
獲得しないと言っているわけではないが、今後起こることに依存している。
ラフィーニャとジョアン・カンセロは、完全移籍で買い取ることはできない。彼らがインテルでいい仕事をしているとしてもだ。
我々は今後の様子を見ていかなければならないが、今はムリだ。
二人の傑出した選手を獲得した。それはサッカーの観点からだ。
ラフィーニャについてはメンタル的なところでも強さを与えてくれた。勝利のメンタリティを持ってクラブにやってきてくれた。
残念ながら、物事はそのように進んでいるのだ」
