『FourFourTwo』は21日、「ワールドカップのグループステージで必ず見るべき8つの試合」という記事を掲載した。
6月14日に開幕を迎えるロシア大会。来月まで64回の楽しみな試合が行われることになる。
4年に一度のサッカー界の祭典で見るべきビッグゲームとは?キックオフ時間もあわせてご紹介しよう。
エジプト対ウルグアイ
キックオフ:6/15 午後9時
ロシアとサウジアラビアの試合を無視しろというわけではないが、こちらのほうがW杯の熱狂をスタートさせるだけの価値があるものだ。
2日目にはムハンマド・サラー、ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニらスターが顔を出す。
ウルグアイのオスカル・タバレス監督は12年以上指揮を続けており、ワールドカップを熟知している。
一方、エジプトは1990年以来ワールドカップを経験していないが、サラーという「今をときめく」男がいる。
また、45歳のGKイサム・アル・ハダリーがワールドカップ最高齢出場記録を塗り替えることは確実だ。
ポルトガル対スペイン
キックオフ:6/16 午前3時
エジプトとウルグアイで「本当の開幕」を迎えたあと、スター同士がぶつかる注目の試合が行われる。
これは金曜日の夜に行われるもので、2010年と2016年の欧州王者が対戦する。確実に見ておきたい90分だ。
ただ、次の日はかなり早い時間から試合が行われる「4ゲームデー」であり、疲労には気をつけなければならない。
アルゼンチン対アイスランド
キックオフ:6/16 午後10時
4試合が行われる特別な日、フランス対オーストラリア、ペルー対デンマーク、クロアチア対ナイジェリアと、この試合がキックオフとなる。
アイスランドがEURO2016で見せた卓越したパフォーマンスと、サポーターとの極めて強い結びつき。
アルゼンチンとのマッチアップはとても楽しみだ。圧倒的な人気を誇る相手であるが、メッシが活躍せねば勝てないチームでもある。
アイスランドの魂はそれをどう抑えるのか。もしそれに成功すれば、なにが起こるのか?
実はアルゼンチンは南米予選で非常に得点が少なかったチーム。つまり、何かが起こる可能性は低くはない…。
ベルギー対パナマ
キックオフ:6/19 午前0時
このワールドカップで最も知られていない国であるパナマ。これは今大会最大の「格差マッチ」でもある。
ケヴィン・デ・ブライネやエデン・アザール、ロメル・ルカクらを擁したスター軍団は、どのように戦うのか。
パナマにとっても、もしこの戦いで健闘することができれば一気に評価を高める。選手の人生が変わる試合になるかもしれない。
ドイツ対スウェーデン
キックオフ:6/24 午前3時
土曜日の素敵な夜になるはずだ。ドイツは前回大会の王者であり、スウェーデンに勝つことは間違いないと考えられている。
しかし、ズラタン・イブラヒモヴィッチが離れたスウェーデンは生まれ変わっている。
ヤンネ・アンデションが率いるチームはもはや全員が組織として戦える存在であり、この試合に賭けているはずだ。
今大会で驚きをもたらすかもしれないチームの一つであり、ドイツを相手にどこまでやれるのかは注目だ。
デンマーク対フランス
キックオフ:6/26 午後23時
復活したデンマーク代表は、このワールドカップでダークホースの一つになっていると考えられている。
そうでなくとも、少なくとも大きな自信を持ってこの大会に望んでくるはずだ。
また、フランスはホームでのEURO2016で力を見せ、さらに若い選手たちが台頭し続けている注目のチームだ。
しかしその一方、サイドバックの人選には苦しんでいる。デンマークがその弱点を突くことができるかどうか。
そうなれば、フランスの強みであるはずの若さが、欠点として出てくることも?
セネガル対コロンビア
キックオフ:6/28 午後23時
グループHには「突破候補」といえるようなチームはいない。ポーランド、コロンビア、セネガル、そして日本。どこが抜けても不思議ではない。
この試合ではサディオ・マネ+ケイタ・バルデ対ハメス・ロドリゲス+ラダメル・ファルカオという楽しみなタレントの衝突がある。
もしかしたら、これがグループリーグ突破チームを決めるための大きな試合になる可能性もあるだろう。
イングランド対ベルギー
キックオフ:6/29 午前3時
論理的に言えば、この2チームはおそらく第3節の段階で勝点6を獲得している可能性は高い。相手はパナマとチュニジアになるからだ。
グループステージでどちらが1位になるのか、そのような試合になっていると考えられている。
この試合は、もはやプレミアリーグのスターが2つに別れて戦うオールスターゲームのようだ。