ビューラーが7回1失点 ドジャース投打機能し快勝 

【パドレス1-6ドジャース】@ドジャー・スタジアム

現在、エースのクレイトン・カーショウやリッチ・ヒルなど投手陣の故障が目立つドジャース。そんな中でも若手選手が彼らの穴を埋めようと奮闘している。次期エース候補として期待されるウォーカー・ビューラーがパドレス相手に好投。安定した投球で今季3勝目を挙げ、チームの今カード勝ち越しに貢献した。

この日のビューラーは落ち着いていた。初回、2死からホゼ・ピレラにツーベースを浴びてピンチを迎えるも後続を抑えて無失点。続く2回には緩急を活かし3者連続三振とギアを上げていった。5回には自らの暴投もあり無死三塁となるが、ラフィー・ロペスの犠牲フライで失点したのみで崩れることはなかった。その後のビューラーは制球よく7回まで投げて4安打1失点、8奪三振の好投で勝利投手の権利を得たまま降板。特筆すべきは与四死球がなかったことだ。彼を援護したいドジャース打線は3回にキケ・ヘルナンデスのタイムリーなどで2点を先制。途中で1点差となるが試合を優位に進めていった。

対するパドレスは5回から3番手として牧田和久が登板。日本時代から持ち味の緩急で3イニングを投げドジャース打線を無安打に抑える好投をみせた。牧田の力投に応えたかったが、打線は1点差とした以降は反撃のきっかけを掴めず、4番手のタイラー・ウェブが8回にマックス・マンシー、コディ・ベリンジャーにそれぞれ2ランを浴びるなど4失点し試合を決められた。

今季3勝目を挙げたビューラーは5月、5試合に登板し2勝1敗 防御率2.32の好成績。23歳右腕は未来のエースを目指し日々成長を続けていく。

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