レアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝で衝撃的なミスを2つしてしまったGKロリス・カリウスにサポーターは疑問を抱いていることだろう。守護神に就いてからは安定したパフォーマンスを見せていたが、ワールドクラスのGKとは言い難い。以前からGKはリヴァプールの補強ポイントに挙げられており、今夏に実力者を迎え入れる可能性も考えられる。
そこで英『Daily Mirror』は、今夏リヴァプールが獲得するかもしれないGK7名をリストアップ。いずれも興味深い実力者ばかりだ。
1.アリソン・ベッカー(ローマ)
現世界最高のGKとも称されるアリソンは、以前からリヴァプールの獲得ターゲットに挙がっていた選手だ。しかし世界最高クラスとまで評価されるGKを引き抜くのは容易ではない。ローマ側は8500万ポンドの移籍金を想定しているようだ。
2.ジャック・バトランド(ストーク・シティ)
ストークが2部に降格することが決定したため、バトランドは移籍を決断することになるだろう。今夏のロシアワールドカップではバトランドがイングランド代表のゴールを守る可能性もあり、ジョー・ハートに代わる新守護神筆頭候補だ。アリソンに比べれば現実的な案か。
3.ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)
こちらもハードルが高い。ドンナルンマは以前からミランを離れる可能性が噂されており、現在では3500万ポンドほどで獲得可能とも言われている。しかし争奪戦になることは必至で、ドンナルンマに目を光らせているメガクラブは多い。
4.ベルント・レノ(レヴァークーゼン)
アーセナルの獲得リストにも挙がるGKについては、代理人もいくつか選択肢があることを明かしている。ドンナルンマやアリソンに比べて少々地味な印象もあるだろうが、ドイツ代表ではマヌエル・ノイアーとマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに次ぐ3番手候補と捉えられている実力者だ。
5.イェスパー・シレッセン(バルセロナ)
バルセロナではテア・シュテーゲンが絶対的な地位を確立しており、シレッセンはあくまで2番手だ。本人は出場機会が欲しいようで、今夏にクラブを離れる可能性は十分に考えられる。しかしシレッセンもワールドクラスと評価されているわけではなく、カリウスからポジションを奪い取るだけのインパクトがあるかは疑問だ。
6.ニック・ポープ(バーンリー)
堅守のバーンリーを支えた守護神はプレミアリーグファンならば知っているだろう。イングランド代表メンバーにも選ばれるなど今季は大ブレイクし、アリソンらに比べれば現実的な案となる。
7.ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)
最後に超大物だ。今季限りでユヴェントスを離れるブッフォンにはパリ・サンジェルマン行きも噂されているが、同メディアはブッフォンも候補に含めている。40歳という年齢から長期的な活躍は見込めないが、1年か2年ならばトップレベルで戦えると同メディアは見ているようだ。
では、サポーターは誰を望んでいるのか。同メディアのアンケートではアリソンが38%で1番人気、ドンナルンマが20%、バトランドが17%、ブッフォン7%、カリウスのままでいいが6%、ポープが5%と続く。アリソンやドンナルンマ級のGKを獲得できるのであれば、カリウスを守護神の座から外して問題ないということか。GKを含め不安のある守備面を今夏リヴァプールがどう補強してくるのか注目だ。
●theWORLDオフィシャルニュースサイトが、サクサク読めるアプリになりました!
Android版はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.theworldmagazine.www&hl=ja