カージナルスが終盤に逆転 パイレーツ3連戦勝ち越し

【カージナルス6-4パイレーツ】@PNCパーク

5月を5連勝でスタートしながら、その後は17試合で7勝10敗と波に乗れない戦いが続いているカージナルス。3連戦の勝ち越しをかけた日本時間5月28日のパイレーツ戦も先制しながら試合中盤に逆転を許す苦しい展開となったが、試合終盤に打線がつながり6対4で逆転勝利を収めた。カージナルスは7回表に代打ジェッド・ジョーコの2点タイムリーで1点差とし、続く8回表にはハリソン・ベイダーのタイムリー、ヤイロ・ムニョスの押し出し四球、カーソン・ケリーの遊撃ゴロで3点を奪って逆転に成功。先発のマイルズ・マイコラスは6回4失点ながら今季初黒星を免れ、3人のリリーバーはいずれも1イニングを三者凡退に抑えてチームの勝利に貢献した。

パイレーツ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えたあと、カージナルスの首脳陣と選手たちの目はすでに明日からのブリュワーズ3連戦に向いていた。好調のブリュワーズは地区首位を快走しており、2位カージナルスとの差は4ゲーム。カージナルス打線の中心選手であるトミー・ファムは「僕たちは彼ら(=ブリュワーズ)に追い付かなくてはならない」と言葉に力をこめる。また、マイク・マシーニー監督も「今回の(パイレーツとの)3連戦は我々にとって良かったと言えるんじゃないかな」とパイレーツ3連戦を振り返りつつも、「良い形でここ(=ピッツバーグ)を去り、ミルウォーキーへ向かうことができるね」とすでに次なる戦いを見据えていた。

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