CKサンエツ、リサイクル原料子会社設立 グループで有効活用

 黄銅棒・線などの事業会社を傘下に持つCKサンエツは25日、非鉄金属リサイクル原料の仕入れ・販売を行う完全子会社を設立したと発表した。同社は黄銅棒・線の事業子会社としてサンエツ金属(富山県砺波市)と日本伸銅(大阪府堺市)を有している。日本伸銅で行っていた金属リサイクル関連事業を持株会社CKサンエツ傘下に設立した新会社に移管。需給バランスに対応し2事業会社で効率的にリサイクル原料を有効活用できる体制を整える。

 7月1日から営業を始める新会社の日伸地金は、日本伸銅本社内に設立。資本金は2千万円で社長はCKサンエツの釣谷宏行社長が兼務する。CKサンエツでは傘下に黄銅棒・線工場としてサンエツ金属の砺波工場(富山県砺波市)と高岡工場(富山県高岡市)、新日東工場(茨城県石岡市)に加えて日本伸銅を有している。全体を統括する持株会社の直系子会社で原料事業を展開することで、3地域・4拠点でリサイクル原料をさらに柔軟に活用できる体制となる。

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