ブルージェイズが今月初のカード勝ち越し ハップ7勝目

【ブルージェイズ5-3フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

4月末以来となるカード勝ち越しを目指すブルージェイズは、メジャーデビューからの3シーズン半を過ごした古巣フィリーズを相手に左腕のJ.A.ハップが先発。6回裏にエラー絡みで3点を失い、1点差に追い上げられたものの、7回裏に球数が100球に到達するところまでリードを守り抜き、7回途中3失点(自責点2)の力投で今季7勝目をマークした。ブルージェイズは2回表にデボン・トラビスの2点タイムリー二塁打で先制し、6回表にはドワイト・スミスJr.のタイムリー二塁打で2点を追加。9回表にはカーティス・グランダーソンにダメ押しの4号ソロが飛び出し、今月初のカード勝ち越しとなった。

今日の登板を含め、古巣フィリーズに対して通算5先発で5勝0敗、防御率1.45という好成績を残しているハップは「確かにこの球場で投げるのは好きだけど、こんなに良い成績を残すことができている理由はわからないよ」と語る。「とにかくダメージを最小限に留めるために相手の長打を防ぐことを考えている。今日はそれが上手くいったんだ」と好投の要因を分析。実際、フィリーズ打線に許した6安打のうち、長打はスコット・キンガリーによる二塁打1本のみだった。ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「彼は先発投手として最低限の仕事をしっかりしてくれる」と力投を称え、「彼はとても大きな存在だ。彼なしでは今の位置(借金3で地区4位)にいられなかっただろうね」とハップへの信頼を口にしていた。

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