丸一鋼管、顧客への製品納入「車上渡し」を徹底

 丸一鋼管は、流通や需要家向けの製品荷降ろし作業の改善を図る。製品納入の基本である「オン・トラック渡し(車上渡し)」を徹底していくと顧客に要請する。

 同社によると、自動車部品など顧客向け納入で、運転手がトラックから荷物を降ろすことを要請されるケースがあったほか、別な場合ではトラック運転手が客先のフォークリフトを使って、客先の生産ライン近くまたは指定場所まで搬入することを要請されるケースなども一部にあったようだ。

 こうした中、国土交通省は昨年11月4日から、「運賃」と、荷降ろしや荷待ち時間など運送以外の役務についての「料金」を明確に区別しての収受するよう「標準貨物自動車運送約款等の改正」を実施した。

 荷降ろし中の事故についての責任明確化や危機管理、コンプライアンスなども含めて「基本契約の順守」が改めて見直されており、丸一鋼管も「車上渡し」の徹底に向けて、顧客など製品納入先に理解を求めていく。

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