前回大会王者としてロシアワールドカップに挑むドイツ代表にとって、絶対に欠かせない存在なのがFWトーマス・ミュラーだ。バイエルンに所属する点取り屋は、近年の国際大会で十分すぎるほどの結果を残してきた。ドイツには純粋な点取り屋が不足しているとも言われるが、2列目の位置からでも得点に関与できるミュラーの存在がその欠点を隠している。
ブンデスリーガ公式はロシアワールドカップでもミュラーがキーマンだと取り上げている。ミュラーは自身初めてのワールドカップとなった2010南アフリカ大会で5得点を記録。チームは残念ながら準決勝でスペイン代表に敗れたが、ミュラーはこの大会で自身の能力を存分に披露してみせた。
さらに続く2014ブラジル大会でも5得点を記録。2大会で10得点という驚異的な活躍ぶりで、大一番で結果を出してくれるミュラーはドイツ代表で最も得点が期待できる選手だ。同サイトもミュラーがそれほど器用な選手ではないと伝えているが、チームメイトのトニ・クロースやメスト・エジルらに比べると足下の技術は今ひとつだ。しかしゴールを奪う嗅覚は誰よりも優れている。
今大会でミュラーが6得点以上挙げるようなことがあれば、元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼが記録したワールドカップ通算最多得点記録の16を上回ることになる。同サイトは今大会で記録を塗り替えるほどの活躍に期待しているのだ。もっともミュラーはまだ28歳で、さらに4年後の大会も十分に狙える。クローゼが36歳時点で最多得点記録を作ったことを考えると、ミュラーにはまだ3大会もチャンスがあることになる。
果たしてロシアでも点取り屋ミュラーは暴れてくれるのか。ドイツが連覇を果たすにはミュラーのゴールが欠かせない。
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