トゥーロンに出場のU-21日本代表、将来「A代表入り」が期待される5人の逸材

すでに開幕しているトゥーロン国際大会2018。

これまで幾多のタレントを輩出したユース世代のコンペティションであり、今回日本は東京五輪をターゲットエイジとするU-21代表が出場する。

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そこで今回は、U-21日本代表選手から期待のタレントをピックアップ!将来のA代表入りが期待される選手を5人選んでみた。

1. 中山 雄太

生年月日:1997/02/16 (21歳)
ポジション:DF
所属チーム:柏レイソル

U-19アジア選手権の優勝メンバーで、昨年のU-20ワールドカップでは2戦目から主将として16強入りに貢献した中山雄太。

センターバックとしてはやや上背に欠けるものの、複数のポジションが可能で、1対1、空中戦に強く、左足でのビルドアップの能力に優れている。

その素質に疑いの余地はなく、筆者は昨年8月、ワールドカップ・ロシア大会の23人予想に彼を選出した。残念ながら外れてしまったが、あと1年の時間があればきっと間に合っていたに違いない。

選出者:編集部H

2. 三好 康児

生年月日:1997/03/26 (21歳)
ポジション:MF
所属チーム:北海道コンサドーレ札幌

三好康児は各年代の日本代表で活躍してきた、東京五輪世代屈指の攻撃的MF。

基本的に左利きのドリブラーだが特色はドリブルからのプレーにあり、丁寧なラストパスで決定機を演出。さらに、自ら「得意」と語るシュートに関しては、長距離からでも正確にゴールマウスをとらえる高いキック能力を備えている。

地元の川崎フロンターレでプロとなり、風間八宏監督のもとで成長。今シーズン期限付き移籍した北海道コンサドーレ札幌でその才能をいかんなく発揮している。

判断力にまだまだ向上の余地を残すが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の攻撃サッカーを牽引するような存在になっていけばA代表は見えてくるはずだ。

選出者:編集部O

3. 冨安 健洋

生年月日:1998/11/05 (19歳)
ポジション:DF
所属チーム:シント=トロイデン(BEL)

世界レベルで戦うには、なによりも守備力が必要だ。欧州で戦っているセンターバックは、時に最終ラインで使われる長谷部誠を除けば、吉田麻也と鈴木大輔と富安だけ。

体格もセンスも十分。あとは経験が付けば、十分に代表でやっていけるはず。吉田麻也の後継者として台頭してほしい。

選出者:編集部K

4. 板倉 滉

生年月日:1997/01/27 (21歳)
ポジション:DF
所属チーム:ベガルタ仙台

川崎フロンターレU-12出身で、同クラブで三好康児とともに将来を期待されている板倉滉。

本職はセンターバックやボランチで、186cmという上背を武器に空中戦で強さを発揮する。また守備的な選手でありながらフィード能力が高く、タイミングを見計らった攻撃参加も特徴の一つである。

森保ジャパン発足後から招集されており、今年1月に行われたAFC U-23選手権では2戦連続で決勝ゴールをあげ、チームを決勝トーナメントに導く。

今季からベガルタ仙台へとローン移籍しており、J1開幕戦では打点の高いヘディングで初白星に大きく貢献。身体能力と技術を兼ね備えた貴重なタレントであり、近い将来のA代表入りもありうる逸材だ。

選出者:編集部S

5.  杉岡 大暉

生年月日:1998/09/08 (19歳)
ポジション:DF
所属チーム:湘南ベルマーレ

杉岡大暉を選ぶことで守備的な選手は4人になるが、「ディフェンシブな選手の層が厚い」というのはこの世代の一つの特徴と言えるだろう。

高卒一年目にして湘南ベルマーレでレギュラーを掴んだ杉岡は、昨シーズンのJ2で37試合に出場。するとその活躍が認められ、予選を経験せずにU-20日本代表入りし、U-20ワールドカップでも2試合でプレーした。

センターバックとサイドバックの両方でプレーが可能であり、左足の精度の高さは当世代でもトップクラス。能力が高いポリバレントな選手であり、今季の活躍次第ではさらなるステップアップもありうるだろう。

選出者:編集部S

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