まさに登竜門!ロシアW杯日本代表、トゥーロンを経験した15名の選手

ついに28日、トゥーロン国際大会に臨んでいる日本代表がトルコ代表との初戦を迎える。

毎年各国のチームが招待されて行われるこの大会は、スター選手の登竜門としても有名だ。様々なクラブのスカウトが集まり、才能を発掘しようと目を光らせる。

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これまで日本代表も数多く参加してきており、ロシアW杯の予備メンバーに招集された選手もトゥーロン経験者が数多い。

大会に出場してきた15名の日本代表選手とは?

2003年大会

出場選手:長谷部誠

11月のワールドユース出場を前にしたU-20代表チーム。本大会には川島永嗣も出場していたが、トゥーロンには招集されていない。

参加したのは当時浦和レッズに所属していた19歳の長谷部誠。阿部祐大朗と坂田大輔のツートップが有名だが、この大会ではその控えに矢野貴章もいた。

他のA代表経験者は永田充、近藤直也、小林大悟、徳永悠平、菊地直哉ら。なおグループリーグでは2勝1分け1敗と好成績も、3位で決勝Tに進めず。対戦したポルトガルにはクリスティアーノ・ロナウドがいた。

2007年大会

出場選手:香川真司、槙野智章

これも2007年のU-20ワールドカップを見越したメンバー。大会が直後の6月末だったため、ほとんど同じリストになっていた。

出場したのは香川真司と槙野智章。ちなみに香川はこのときディフェンダー登録である。

他の日本代表経験者は林彰洋、安田理大、内田篤人、梅崎司、森重真人、田中亜土夢、柏木陽介、金崎夢生、ハーフナー・マイク、森島康仁。

大会の結果は1勝2敗。ドイツに勝利する金星を挙げたが、フランスには5失点と完膚なきまでに叩きのめされた。

2008年大会

出場選手:青山敏弘、吉田麻也、本田圭佑、岡崎慎司

北京オリンピックの開催を2ヶ月後に控えた大会。VVVに移籍した本田圭佑が中心的な存在だった。

後にA代表へ昇格した選手は数多く、西川周作、林彰洋、伊野波雅彦、水本裕貴、森重真人、本田拓也、水野晃樹、細貝萌、梅崎司、李忠成、森本貴幸らが名を連ねていた。

大会ではオランダ、フランスに勝利するなどしてグループリーグを突破。準決勝でイタリア、3位決定戦でコートジボワールにPK戦で敗れたものの、4位という好成績を収めた。

2010年大会

出場選手:大迫勇也

2012年のオリンピックを見越したU-21のカテゴリで挑んだ大会で、鹿島アントラーズで2年目の大迫勇也が選ばれていた。

コートジボワール、フランス、コロンビアを相手に3連敗で、なんと1得点10失点とコテンパンにやられたと言える。

唯一通用したのは大迫勇也のキープ力と登里享平のドリブルのみという悲しい3試合だった。なお、現在に至るまでのA代表経験者も阿部浩之と大迫だけで、不作の年ともいえる。

2012年大会

出場選手:酒井高徳、大迫勇也、宇佐美貴史

ロンドン五輪直前に行われた大会。大迫勇也、酒井高徳、宇佐美貴史が参加して、本番を見据えた試合だった。

しかしショートパス中心の戦いは機能せず、守備も崩壊。オランダには勝ったが、トルコのB代表とエジプトに敗北した。

だが、この敗北がロンドン五輪での「戦術:永井」を生み出し、4位という結果をもたらすのだから、大きな教訓になったと言えるだろう。

A代表経験者は他に扇原貴宏、大津祐樹、山村和也、鈴木大輔、齋藤学。

2016年大会

出場選手:植田直通、大島僚太、中村航輔、浅野拓磨、井手口陽介

久々に日本が参加したトゥーロン。リオ五輪前のメンバーであるが、中心的なアタッカーだった中島翔哉は怪我のため辞退している。

大会が始まってからいきなりパラグアイ、ポルトガルに連敗。ギニアに勝利するも、イングランドにも敗れてグループリーグ4位に終わった。

A代表経験者は他に南野拓実、三浦弦太、岩波拓也が入っていた。

なお、2017年大会からA代表に昇格した選手はまだ一人もいない。

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