ベイルに負けてねぇ!CL決勝で生まれた伝説のスーパーゴール5選

先週末に行われたUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦。

近年では稀に見るほど多くのトピックが生まれたが、途中出場のギャレス・ベイルが決めたバイシクルシュートは見事だった。

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※03:51から

マルセロからのクロスボールに上手く合わせ、チームを3連覇に導いた。

ベイルの一撃は間違いなくCL決勝史に残るゴールとなったが、この大舞台では他にも伝説級のスーパーゴールが決まっている。

今回は編集部Sの独断で5つをピックアップする。

※対象は名称が現在のものになった199293シーズン以降

1. デヤン・サヴィチェヴィッチ(1993-94シーズン)

当時の所属チーム:ミラン
決勝の日時:1994年5月18日
決勝のカード:ミラン 4-0 バルセロナ

決勝戦という大舞台で、「ドリームチーム」と呼ばれたバルセロナを4-0で粉砕したミラン。

なかでもデヤン・サヴィチェヴィッチが決めたループシュートはサッカーファンに強い衝撃を与えた。

当時のミランは黄金期であり毎年のように決勝に進出していた、サヴィチェヴィッチのゴールの美しさは格別であり、サポーターにとっても特別なゴールの一つであろう。

2. ラース・リッケン(1996-97シーズン)

当時の所属チーム:ボルシア・ドルトムント
決勝の日時:1997年5月28日
決勝のカード:ボルシア・ドルトムント 3-1 ユヴェントス

ドルトムントが初めてCLのタイトルを手にした1996-97シーズン。

ユヴェントスとの決勝戦で、途中出場のラース・リッケンはアンドレアス・メラーのスルーパスに上手く走り込み、なんとファーストタッチで華麗なループシュートを決めてみせた。これには名手アンジェロ・ペルッツィも為す術なし…。

この時に流れた"Ricken Lupfen jetzt Jaaaaa!!!"という実況は、ドルトムントファンに広く知られている。

3. ジネディーヌ・ジダン(2001-02シーズン)

当時の所属チーム:レアル・マドリー
決勝の日時:2002年5月15日
決勝のカード:レアル・マドリー 2-1 バイヤー・レヴァークーゼン

CLのタイトルを求め、当時の史上最高額でマドリーへとやってきたジダン。

準決勝でのクラシコを制しファイナルに進出すると、1-1で迎えた45分、高い位置から落ちてくるボールを左足で叩き込み、念願のタイトルを掴み取った。

もはや説明不要の伝説のゴールであり、CL史はもちろんのことサッカー史に残る芸術的な一撃だ。

4. ダビド・ビジャ(2010-11シーズン)

当時の所属チーム:バルセロナ
決勝の日時:2011年5月28日
決勝のカード:バルセロナ 3-1 マンチェスター・ユナイテッド

※「YouTubeで見る」からご覧ください

2年ぶりに実現したバルサ対ユナイテッドのCL決勝。

ともにヨーロッパでも指折りの完成度を誇ったが、蓋を開けてみればバルセロナが力の差を見せつける形となった。

なかでも圧巻だったのは、ダビド・ビジャの狙いすました芸術的なシュート。試合を決定づけるゴールにリオネル・メッシは珍しく感情を爆発させ、GKエドウィン・ファン・デル・サールも宙を掴むしかなかった。

両者の実力差は3-1というスコア以上であり、当時のバルセロナを「史上最強」と評する人も少なくない。

5. マリオ・マンジュキッチ(2016-17シーズン)

当時の所属チーム:ユヴェントス
決勝の日時:2017年6月3日
決勝のカード:ユヴェントス 1-3 レアル・マドリー

レアル・マドリーの連覇を阻むべく、大一番に臨んだユヴェントス。

クリスティアーノ・ロナウドに先制点を許す難しい展開となったが、その直後、マリオ・マンジュキッチがワールドクラスのボレーシュートをお見舞いする!

しかしユヴェントスは後半に3失点を喫し、21年ぶりとなる欧州制覇を成し遂げられず。ユヴェントスにとって、CLの決勝で敗れるのはこれが通算7度目である。

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