大砲・レイエスの特大アーチでパドレスが逆転勝利

【マーリンズ5-9パドレス】@ペトコ・パーク

ナ・リーグ東部地区最下位のマーリンズとナ・リーグ西部地区最下位のパドレスによる4連戦の第2戦は、ホームのパドレスが9対5で逆転勝利を収め、連敗を2でストップさせた。パドレスは初回に3点を先制したものの、2点リードの6回表に3失点。しかし、直後の6回裏にフランミル・レイエスに特大の3号逆転2ランが飛び出し、試合をひっくり返した。8回裏にはクリスチャン・ビヤヌエバの2点タイムリーなどで4点を追加して勝負あり。一方、一時は逆転に成功したマーリンズだったが、先発のダン・ストレイリーが6回途中5失点(自責点4)と踏ん張れず、3番手のタイロン・ゲレーロも一死すら取れず4失点(自責点3)と大誤算だった。

身長196センチ、体重124キロの大砲が放った一打は、ペトコ・パーク左翼席の2回スタンドへと消えていった。6回裏二死三塁の場面でレイエスが甘く入ったスライダーを捉えると、打った瞬間にそれとわかる打球は左翼スタンドへ一直線。飛距離442フィート(約134.7メートル)の逆転2ランとなった。「最初の打席で三振したときにスライダーを投げてきたから、スイングを調整してスライダーを待っていたんだ」とレイエス。「カウントが3-1になったときにスライダーが来ると思った。打つ準備はできていたよ」とまさに狙い通りの一発だった。なお、パドレスは5点リードの9回表に5番手として牧田和久を投入。しかし、牧田は先頭のJTリドルに1号ソロを浴び、続くミゲル・ロハスにはライトへのヒットを打たれて、一死も取れずにマウンドを降りた。

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