トゥーロン国際から2018年W杯に辿り着いた5人のトッププレーヤーたち

今年も開幕したトゥーロン国際大会。

U-21世代によるこの大会は、これまで幾多の名プレーヤーを輩出してきた。

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トゥーロン国際の公式サイトは昨年、同大会に出場した選手の「TOP100」を発表していた。

今回はこの中にランクインしていた選手の中から、2018年ワールドカップに出場することが決まっている5人のトッププレーヤーを紹介する。

フィリペ・ルイス(ブラジル)

生年月日:1985/08/09 (32歳)
所属チーム:アトレティコ・マドリー(ESP)
サイト上での順位:79位

"Filipe Luís Kasmirski"という名前から想像できるように、ポーランドの血を引くフィリペ・ルイス。しかし生まれも育ちもブラジルであり、U-20代表を経て2009年10月にセレソンデビューを飾った。

2004年から2005年にかけてU-20代表を経験しており、2004のトゥーロン国際に出場。日本に勝利してグループステージを勝ち抜くも、準決勝でブラジルに敗れ、3位決定戦でも中国に金星を献上した。

今シーズンは負傷もあったが最後で復帰に成功し、ワールドカップに向けた23名のメンバー入りを果たしている。

ジョアン・マリオ(ポルトガル)

生年月日:1993/01/19 (25歳)
所属チーム:ウェストハム・ユナイテッド(ENG)
サイト上での順位:65位

スポルティング・リスボンのユース出身。

ポルトガルの世代別代表に欠かさず招集されてきたエリート選手であり、A代表でも背番号「10」をつけてEURO2016の優勝に貢献している。

インテルで出場機会を失いウェストハムに渡ったが、新天地でレギュラーを掴みワールドカップに向けたメンバー入り。今大会でも10番を与えられている。

トゥーロン国際に関しては、2013年大会にアンドレ・ゴメスらとともに出場。グループステージで2位に入るも、3位決定戦ではレイヴァン・クルザワやジブリル・シディベを擁するフランスに敗れている。

エベル・バネガ(アルゼンチン)

生年月日:1988/06/29 (29歳)
所属チーム:セビージャ(ESP)
サイト上での順位:51位

ボカ・ジュニオルスで鮮烈なパフォーマンスを発揮し、19歳という若さで活躍の場をスペインに移したバネガ。セビージャのEL連覇に貢献しインテルにステップアップを果たしたが、昨年わずか1年で古巣に復帰を果たした。

アルゼンチンの世代別代表では2007年にU-20ワールドカップを制し、翌年には北京五輪で金メダルを獲得するなどとにかく結果を残しており、近年ではA代表の中心選手になっている。

コパ・アメリカを3度経験しているバネガだが、ワールドカップに向けた登録メンバーに名を連ねるのが今回が初めてのことになる。

ハビエル・マスケラーノ(アルゼンチン)

生年月日:1984/06/08 (33歳)
所属チーム:河北華夏幸福(CHN)
サイト上での順位:10位

圧倒的なボール奪取能力でその名を世界中に轟かせるマスケラーノ。今年の冬には全てのタイトルを手にしたバルセロナを離れ、中国超級リーグの河北華夏幸福に移籍し話題となった。

マスケラーノと言えばU-23代表の一員としてアテネ、北京の両五輪で優勝しているが、A代表ではコパ・アメリカとワールドカップの両方で準優勝止まりである。

年齢的に考えても今回が最後のワールドカップになる可能性が高く、代表キャリアで有終の美を飾りたいところだろう。

代表通算143試合出場は、ハビエル・サネッティを抜き最多記録となっている。

クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)

生年月日:1985/02/05 (33歳)
所属チーム:レアル・マドリー(ESP)
サイト上での順位:2位

EURO2004で世界に衝撃を与えたクリスティアーノ・ロナウド。実は前年、ポルトガル代表の一員としてトゥーロン国際に出場し、優勝していた過去がある。

その後はA代表の中心として欠かせぬ存在となり、2016年にはEURO2016を制覇。出場試合数、得点数ともに同国代表チームの最多記録を保持している。

ちなみに、同大会の公式サイトが掲載したランキングでロナウドは2位につけているが、その上を行くのはジネディーヌ・ジダンとなっている。

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