長崎県の国会議員に全線フルなど要望 県市議会議長会

 県内13市の市議会議長でつくる県市議会議長会(会長・五輪清隆長崎市議会議長)は30日、東京都内で九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化など22項目を与野党の県選出国会議員に要望した。
 要望は、西九州自動車道などの幹線道路や離島航路など交通網整備が主体。12市の議長が出席し、それぞれ早期整備の必要性を説明した。子ども福祉医療制度の拡充や鷹島神崎遺跡の保存・活用なども求めた。
 意見交換では、全線フルの新幹線を整備する場合の佐賀県の財源負担問題や、国会で審議中のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案が話題に挙がった。

九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化などを本県選出国会議員に要望する市議会議長=衆院第2議員会館

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