ゲラ好投の首位・ブリュワーズが6カード連続の勝ち越し

【カージナルス2-3ブリュワーズ】@ミラー・パーク

カージナルスとブリュワーズによる同地区対決3連戦の最終戦は、7回表にカージナルスが逆転に成功したものの、地区首位のブリュワーズが勝負強さを発揮し、直後の7回裏に再逆転。ブリュワーズは6カード連続の勝ち越しとなり、5月を連敗なしで終えた。ブリュワーズ先発のジュニア・ゲラはカージナルス打線を相手に6回90球を投げて被安打4、奪三振7、無四球、無失点の好投を披露。打線は1点ビハインドの7回裏にクリスチャン・イェリッチの7号ソロで同点とし、さらに二死一、二塁とチャンスを広げてオーランド・アルシアのタイムリーで勝ち越しに成功した。好投したゲラは「俺たちのチームは一つにまとまって戦うことができている」とチームの戦いへの手応えを口にしていた。

一方のカージナルスは、7回表にハリソン・ベイダーの5号ソロとトミー・ファムの犠牲フライで逆転に成功したものの、リリーフ陣が踏ん張れず痛恨の逆転負け。首位・ブリュワーズとのゲーム差は5に広がった。なお、この試合がトミー・ジョン手術からの戦列復帰初戦となり、大きな注目を集めていた有望株のアレックス・レイエスは、4回までブリュワーズ打線を無得点に抑えたものの、この回限りで降板。マイク・マシーニー監督の説明によると、一時的に球速の低下が見られたため、故障を懸念して早めに降板させる決断をしたようだ。球速の低下は疲労によるものと見られており、レイエス自身も「大丈夫だよ。特に心配はしていない」と話している。今のところ、大きな故障に繋がる可能性は低いと判断して良さそうだ。

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