あなたは1試合得点の“女子世界記録保持者”が日本にいることをご存知だろうか?
網本麻里。高1で日本代表に選ばれて以来、エースとして活躍している。
19歳で初出場した北京パラリンピックで大会得点王に輝くと、22歳で出場したU25世界選手権では1試合51得点の世界記録を樹立。この記録はいまだに誰にも破られていない。
そんな網本選手の憧れのプレーヤーは、名作漫画「スラムダンク」の人気キャラクター“みっちゃん”こと三井寿。ツボにハマると3ポイントシュートをバンバン決めていく三井のプレースタイルに心底惚れ込み、小学校の頃には髪型を真似てベリーショートにしたほど。そして1試合51得点の世界記録を樹立した時には、三井と同じような感覚、絶対にシュートを外さない“ゾーン”を体感したという。
日本代表の練習を見ていても、面白いようにゴールを決めていく網本選手の姿はまさに三井寿を見ているようだ。
2年後の2020年東京パラリンピックが、自らの集大成だと語る網本選手。そんな彼女のプレーを生で見に行かない理由はない。もしかすると20年東京で、また新たな金字塔を打ち立ててくれるかもしれない。
網本麻里(あみもと・まり)
1988年11月15日生まれ 29歳 大阪府出身
小3からバスケットボールをプレー。右足つま先の骨が内側に折れ曲がるように変形する障害のため、中1の時にドクターストップ。中2の夏にはつま先の骨を切る手術を受け、バスケができなくなった。
母と一緒に訪れた大阪市長居障がい者スポーツセンターで車いすバスケに出合い、日本代表のエースに成長。2016年からは世界最高峰のドイツ・ブンデスリーガでプレー。
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