2回までに9点のロイヤルズが逃げ切ってカード勝ち越し

【ツインズ8-11ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

2回裏に一挙7得点のビッグイニングを作るなど2回までに9点のリードを奪ったロイヤルズが序盤のリードを生かして逃げ切り。ツインズ3連戦の最終戦に11対8で勝利し、3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。ロイヤルズはツインズ先発のフェルナンド・ロメロに猛攻を浴びせ、初回にマイク・ムスターカスの2点タイムリー二塁打で先制。2回裏には連打で無死一、三塁のチャンスを作り、ジョン・ジェイの犠牲フライ、ムスターカスの12号2ラン、ホルヘ・ソレアーのタイムリー二塁打、アレックス・ゴードンのタイムリー、ライアン・ゴインズの2点タイムリー三塁打で7点を奪ってリードを9点に広げた。その後、6回終了時点で9対8と1点差に詰め寄られたものの、7回裏にハンター・ドージャー、8回裏にソレアーがそれぞれソロ本塁打を放って3点差。最後は防御率0点台の守護神ケルビン・ヘレーラが締めくくり、今季12セーブ目をマークした。

試合後、ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は、一時は9点をリードしながらも勝ちパターンの投手を投入しなければならなくなったことに苦言を呈した。「相手打線の勢いを止めることができなかったね。ストライクを投げられず、低めに投げることもできず、甘い球が高めに浮いていた。相手はそれを見逃さず、次々に得点していた」とヨスト。この試合がメジャー初先発となったブラッド・ケラーは3回1失点と自身の役割を果たしたものの、2番手のトレバー・オークスが1回2/3を投げて3失点、3番手のバーチ・スミスが1回を投げて4失点と大誤算。「連投が続いていたから投げさせたくなかった」というケビン・マッカーシーを起用せざるを得ない試合展開となってしまった。苦しみながらも勝利を手にしたロイヤルズは、ようやく今季20勝に到達した。

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