ジャイアンツが初回の3失点を跳ね返して逆転勝利

【ジャイアンツ7-4ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

初回にノーラン・アレナードに11号3ランを浴びていきなり3点のビハインドを背負ったジャイアンツは、試合中盤に反撃を開始。2対4と2点ビハインドで迎えた4回表に一死満塁からの二者連続押し出し四球で同点に追い付き、続く5回表には無死一塁からエバン・ロンゴリアのタイムリー三塁打とブランドン・クロフォードのタイムリーで勝ち越しに成功した。先発のデレク・ホランドが5回4失点で降板したあとはトニー・ワトソンらリリーフ投手陣が無失点リレーを展開し、8回表にはバスター・ポージーのタイムリーで追加点。3点リードの最終回はクローザーのハンター・ストリックランドが二死二、三塁のピンチを招いたものの、アレナードを二塁フライに打ち取って試合を締めくくった。ジャイアンツは初回の3失点を跳ね返した逆転勝利により、ロッキーズ3連戦の被スイープを回避した。

ジャイアンツのブルース・ボウチー監督が「あれがターニングポイントになった」と振り返ったのが、2点を勝ち越した直後の5回裏に飛び出したゴーキーズ・ヘルナンデスの好プレイだ。ホランドが二死から二者連続四球で一、二塁のピンチを背負い、カルロス・ゴンザレスが高めのシンカーを捉えた痛烈な打球がセンター右へ。しかし、抜ければ一気に同点というこの打球をヘルナンデスが見事に捕球し、ジャイアンツはピンチを脱出した。ボウチーは「強烈な打球だったからね。よく捕ってくれたよ」とヘルナンデスの好守を絶賛。ヘルナンデスは「ボールがバットに当たった瞬間に、キャッチできるチャンスがあると感じた。ダイビングキャッチでなければ捕れていなかっただろうね」と自身の好プレイを振り返っていた。

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