内野安打&悪送球の間に二者生還 パドレス逆転サヨナラ

【マーリンズ2-3xパドレス】@ペトコ・パーク

1勝1敗で迎えたマーリンズとパドレスによる4連戦の第3戦は、両軍の先発投手が好投し、ロースコアの接戦となったが、1点ビハインドの9回裏にパドレスが内野安打と相手野手のエラーの間に2点を奪い、逆転サヨナラ勝利を収めた。パドレス先発のクレイトン・リチャードは4回表にスターリン・カストロに3号2ランを浴びたものの、7回2失点の好投。一方、今季まだ白星のない(0勝7敗)マーリンズ先発のホゼ・ウーレイナもパドレス打線をフランミル・レイエスの4号ソロによる1点のみに抑え、6回1失点で勝利投手の権利を持って降板した。そして迎えた9回裏、マーリンズはクローザーのブラッド・ジーグラーがマウンドに上がったが、パドレスは一死満塁のチャンスを作り、打席にはハンター・レンフロー。ここでレンフローの打球は三塁前へのボテボテの内野安打となり、三塁走者が生還。本塁封殺を諦めた三塁手のミゲル・ロハスは一塁へ送球したものの、これが悪送球となり、二塁走者が生還して試合終了となった。

サヨナラ勝利に繋がる内野安打を放ったレンフローは「とにかくバットに当てようと思っていた。バットに当てれば何かが起こる可能性があるからね。出来る限り一生懸命走ったよ」と逆転サヨナラのシーンを振り返った。レンフローの言うように、三塁手のロハスの前に転がった打球はボテボテの内野安打となり、これにロハスの悪送球が絡んで二者が生還。ボールに必死に食らいついたレンフローの気迫が劇的なサヨナラ勝利を生んだ形となった。アンディ・グリーン監督は「三振するよりバットに当てたほうがいい」とレンフローの姿勢を称え、「こんな勝ち方は予想していなかったけど、良い仕事をしてくれたよ」と逆転サヨナラ勝利を喜んでいた。

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