ストリップリングが7回1失点の好投 ドジャース快勝

【フィリーズ2-8ドジャース】@ドジャー・スタジアム

フィリーズとドジャースによる4連戦の第3戦は、投打がガッチリと噛み合ったドジャースが8対2で快勝を収めた。ドジャースは初回にマット・ケンプのタイムリー二塁打で先制し、3回裏にはマックス・マンシーの7号ソロとケンプの7号2ランで3点を追加。さらに4回裏にはジョク・ピーダーソンが犠牲フライを放ち、フィリーズ先発のザック・エフリンを4回5失点でノックアウトした。5回裏にはクリス・テイラーのタイムリー二塁打と先発投手のロス・ストリップリングのタイムリーでリードを7点に広げ、勝負あり。ストリップリングは7回表にニック・ウィリアムスに6号ソロを浴びて1点を失ったものの、7回92球を投げて被安打4、奪三振9、与四球1、失点1という安定したピッチングで今季3勝目をマークした。

クレイトン・カーショウを筆頭に先発投手陣に故障者が続出するなか、ロングリリーフを中心にチームを支えてきたストリップリングが先発投手として輝きを放っている。日本時間5月1日の今季初先発こそ4回4失点に終わったものの、日本時間5月7日に再び先発ローテーションに加わってからは5先発連続で2失点以下に抑え、現在は3先発連続でクオリティ・スタートを記録。7回途中10奪三振1失点(自責点0)と好投した前回登板に続く好投で、3先発連続の白星を手にした。故障者が復帰すれば再びブルペンに回る可能性が高いことを理解しているストリップリングだが、「チャンスを与えられたときには、それを最大限に生かすだけだよ」と強い気持ちを持って先発登板に臨んでいる。従来の役割であるロングリリーフやスイングマンに戻っても、防御率1.68と好調を維持しているストリップリングはドジャースにとって貴重な戦力となりそうだ。

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