レンジャーズがマリナーズ救援陣を攻略して逆転勝利

【レンジャーズ7-6マリナーズ】@セーフコ・フィールド

レンジャーズとマリナーズによる同地区対決4連戦の第3戦は、4回裏に3点を奪って逆転に成功したマリナーズが6回終了時点で5対3とリードしていたものの、7回表にレンジャーズがマリナーズ救援陣を攻略。ライアン・クック、マーク・ゼプチンスキー、フアン・ニカシオの3投手に対して打者一巡の猛攻を浴びせ、一挙4得点で試合をひっくり返した。その後、最終回にクローザーのキーオニー・ケラがネルソン・クルーズにタイムリーを浴びて1点差に迫られたものの、後続を打ち取って試合終了。レンジャーズは連日の熱戦を制して2連勝とし、一方のマリナーズは地区首位のアストロズに1ゲーム差と迫るなかで痛い2連敗となった。

7回表のレンジャーズは鮮やかな逆転劇を演じてみせた。この回からマウンドに上がったマリナーズ3番手のクックからデライノ・デシールズが四球を選んで出塁し、秋信守(チュ・シンス)がヒットで繋いで無死一、二塁。ここでイサイアー・カイナーファレファが送りバントを決めて一死二、三塁となり、マリナーズは4番手のゼプチンスキーを投入した。レンジャーズはこのチャンスでノマー・マザーラがセンターへの2点タイムリーを放って5対5の同点に。さらにジュリクソン・プロファーが敬遠され、ジョーイ・ギャロが四球を選んで一死満塁とチャンスを広げ、ここでマウンドに上がった5番手のニカシオからロビンソン・チリーノスが2点タイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功した。同点打を放ったマザーラは「僕たちは以前よりも良い打席を送ることができている。試合の最後まで諦めない。何が起こっても最後まで戦い続けるんだ」と力強くコメント。レンジャーズの選手たちの諦めない姿勢が2連勝に繋がったと言えそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.