『Mirror』は27日、「アーセナルの移籍マーケットにおける獲得候補の優先順位」という記事を掲載した。
ウナイ・エメリ監督を迎えたアーセナルは今夏、チームのオーバーホールが行われるはずだ。
彼らがマーケットで獲得したい選手、そして強化したいポジションとは?
補強計画の概要
アーセナルは少なくとも3名の選手をチームに追加しようとしている。
しかし、今後数ヶ月の間に誰かがチームを離れるかもしれないので、その場合は5名になる可能性がある。
アーセナルが補強を行おうとしている主要なポジションは、守備的ミッドフィルダーとゴールキーパー、そしてセンターバックだ。しかし、議題には左ウイングも含まれている。
しかし、アーロン・ラムジーの契約交渉が停滞しているので、その去就にも左右されるだろう。
ゴールキーパーについて
ゴールキーパーに関しては、アーセナルはベルント・レーノ(レヴァークーゼン)をエミレーツ・スタジアムにつれてくることを期待している。それが明確な目標としてある。
ドイツ代表の経験もある守護神はレヴァークーゼンを離れることを確信しており、2200万ポンド(およそ32.24億円)の契約解除条項が付随している。
彼のエージェントはナポリと交渉を行ったが、今の所セリエAへの移籍という選択肢はない。
「ナポリとの交渉があることは認められるが、それは停止されている。ナポリは選択肢にないからだ」と代理人が認めている。
セビージャのセルヒオ・リコも選択肢になる可能性がある。彼はもちろんウナイ・エメリ監督にとっては教え子でもある。
ディフェンダーについては?
センターバックのエリアはアーセナルが再建を目指す上で重要なポジションであり、2名が獲得される可能性もある。
メルテザッカーが引退するため、21歳のトルコ代表DFチャーラル・ソユンジュ(フライブルク)がリストの上位に含まれている。
マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが彼を狙っているが、アーセナルにも可能性があると考えられる。
シュコドラン・ムスタフィの信頼性欠如、ローラン・コシェルニの負傷によって、アーセナルはソクラティス・パパスタソプーロス(ドルトムント)をターゲットにしている。
より経験豊富な選手も加えたい。そのために市場に参入していく可能性が高いだろう。
アーセナルは1年間ジョニー・エヴァンズ(WBA)の獲得を目指してきた。チームが降格したので300万ポンド(およそ4.4億円)で獲得できる。
また、マインツ05のDFアブドゥ・デゥアロもアーセナルが狙っている選手だ。ボルシア・ドルトムントが競合となる。
一方、サイドバックではシュテファン・リヒトシュタイナーが選択肢となっている。
ユヴェントスを離れた彼はフリーであり、短期的にエクトル・ベジェリンの負担を減らす役割を果たせるだけの選手だ。
ラムジーが鍵を握る中盤
中盤センターのポジションは、アーセナルが積極的に強化したいと考えているエリアである。
昨年に続いて見ているのがニースのコートジボワール代表MFジャン・ミカエル・セリである。
彼はアーロン・ラムジーが退団した場合、3500万ポンド(およそ51.29億円)で獲得に向かうという。アーセナルはラムジーを失いたくないが、契約更新ができなければ今夏売却される。
その他、中盤の補強候補としてはローマのロレンツォ・ペッレグリーニがリストアップされている。
彼はスカウトチーフのスヴェン・ミスリンスタットが非常に高く評価している選手であり、獲得の可能性がある。
ただペッレグリーニにはマンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスも関心を寄せている。契約には2600万ポンド(およそ38.1億円)の解除条項が設定されている。
驚きの選択もあるか?
過去12ヶ月間、アーセナルはアレクサンドル・ラカゼット、ヘンリフ・ムヒタリャン、ピエール=エメリク・オーバメヤングを獲得してきた。
したがって、これ以上攻撃のタレントにお金を使うかと言われれば、それは考えにくいだろう。
ただ、ダニー・ウェルベックが来季で契約が切れてしまうため、今夏現金化されるかもしれない。
その場合、左サイドに選手を加える可能性は否定できない。
ミスリンスタットはウスマヌ・デンベレとの再会を望んでいるが、アーセナルが彼を獲得するにはローン以外の選択肢は存在しないだろう。