プライメタルズが中国ZGR社向け銅棒圧延機を受注

 三菱重工業系の製鉄プラント会社、プライメタルズ・テクノロジーズ(本社・ロンドン、略称・PT)は先月30日、米国サウスワイヤ社から中国の江蘇中広潤社(ZGR)に導入する銅棒圧延機「SCR―7000」を受注したと発表した。新設する銅棒圧延設備は、中国・江蘇省の宜興市に設置される。生産開始時期は19年半ばで、サウスワイヤはSCR―7000のエンジニアリング、納入および据付け指導を担当する。

 江蘇省宜興市を拠点とするZGRは、12年に同社として初号機になる「SCR―4500」をサウスワイヤから購入したメーカーで、電気通信、電気、電子、自動車、航空宇宙およびその他の産業の最終製品用として幅広く銅および銅合金ワイヤービレットを生産している。年間生産能力は25万トン。

 今回新設される圧延機「SCR―7000」は直径8、9・5、12・7、16、18ミリの銅棒を生産できる。8ミリ銅棒の生産能力は毎時48トンで、年産能力は約31万5千トン。

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