レオパレス21の専属下請工事業者(株)エムエルエー(奈良)が破産

 (株)エムエルエー(TSR企業コード:620112379、法人番号:2150001000346、奈良市七条町東浦3-1、設立平成3年6月、資本金2000万円、掃部彰一社長)は5月7日、奈良地裁へ破産を申請し5月18日、破産開始決定を受けた。破産管財人には馬場勝也弁護士(わかくさ法律事務所、同市登大路町5、電話0742-26-3733)が選任された。
 負債総額は6841万円。

 設立以来、賃貸用アパートの建築・管理を手掛ける(株)レオパレス21(TSR企業コード:291293581、法人番号: 3011201000900、中野区)の一次下請として展開。ほぼ同社一社を受注基盤として材料支給のもとで建築工事を手掛け、平成21年3月期には過去最高となる13億2244万円の完工高を計上していた。
 しかし、リーマン・ショックによる市況の悪化で、レオパレス21が建築請負から賃貸事業をベースとしたビジネスモデルへ転換したことなどから、主に関西地区での受注が減少し、22年3月期の完工高は2億7168万円にまで低下。近時は実質的に代表者一名での運営となり、同社以外からの受注確保にも努めていたが業況は改善せず、今回の措置となった。

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