仙台で30代夫婦と子ども2人が暮らすには…月47万516円の生計費が必要 全労連が試算

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 全労連東北地方協議会は31日、東北の県庁所在地に住む30~50代夫婦の世帯が標準的な生活を営むために最低限必要な1カ月の生計費の試算結果を公表した。同協議会が年代、世帯別に集計結果をまとめたのは初めて。

 賃貸住宅(42.5平方メートル)に住む共働きの30代夫婦と子ども2人(幼児、小学生)の世帯で、最も高かったのは仙台市で47万516円。青森市が最も低い42万1882円だった。

 40代夫婦と子ども2人(小学生、中学生)の場合、最高は福島市の52万4694円。山形市の49万7719円が最低。50代夫婦と子ども2人(高校生、大学生)は最高が仙台市の71万9267円、最低が秋田市の70万579円だった。

 調査は静岡県立大短大の中沢秀一准教授の監修の下、2016年に東北6県の組合員ら約2100人の生活実態や市場価格、家財を調査して分析し、暫定値として発表した。

 東北の最低賃金は最も高い宮城が772円で、福島748円、山形739円、青森、岩手、秋田が738円。東北協議会は31日、現行水準が必要な生計費と懸け離れているとして宮城県と宮城労働局に最低賃金の引き上げを求めた。今後、各県と労働局にも要請する方針。