中村俊輔も出場した試合が「鍵」…ブッフォンがうつ病との戦いを語る

『il Giornale』は31日、「ジャンルイージ・ブッフォンは、自身のうつ病とパニック障害について話した」と報じた。

今季限りでユヴェントスを退団したブッフォン。PSGに移籍する可能性が高いと言われている。

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それに合わせて彼は現在新しい書籍「Demoni. Quando la partita è fuori dal campo」を出版。著者のアレッサンドロ・アルチアート氏に対し、ブッフォンは自身のうつ病との戦いについて以下のように語っているとのこと。

また、パニックを起こしたレッジーナ戦(中村俊輔も出場している)で勝利できたことが、自己肯定感を取り戻させてくれたのだという。

ジャンルイージ・ブッフォン 「ある日、私はトリノのアートギャラリーへと行き、シャガールの絵画「La Passeggiata(散歩)」に恋をした。

生きる喜びを失っていた私を、少しずつ泥の中から引きずり出してくれた。

その後、多くの本を読み初めた。ギターの教室にも通い始めた。

私は気づいた。小さなことが自分を助けてくれると。人生の喜びを再発見した。次の日、再びあの絵を見るために行ったよ。

忍耐が必要だ。悪魔は一晩で去ってはくれない。次の日に出さないようにするだけだ」

「2005年のレッジーナ戦の前のことは忘れられない。試合前のウォームアップで、私はパニック発作に襲われた。

とても強い発作だった。それまでよりも遥かに強かった。

誰も気づいている者はいなかった。そして、あの時私は殊更孤独であるように感じていた。

心臓はバクバクだ。呼吸はどんどん苦しくなる。死ぬんじゃないかと思った。

しかし、私はピッチの上に残った。数分後、フランチェスコ・コッツァ(当時のレッジーナの司令塔)のシュートをセーブした。

スコアはまだ0-0だった。0-0のままで保てた。そして最後には1-0で勝つことができた。

それが自分にとって大きな衝撃になった。まるで電気ショック療法のように。

私は誇りや仕事への愛、自己肯定感を掘り起こせた。だから、諦めないことに決めた。

5日後、私は自分に言ったんだ。

『簡単な道を歩むなら、ピッチに入らなければいい。しかし、それはいつだってできる』と」

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