西武・菊池雄星、約1か月ぶり復帰戦で無傷6勝目 6回3安打無失点9Kの快投

6回無失点で復活の白星をマークした西武・菊池雄星【画像:(C)PLM】

直球は最速157キロをマーク、打線は秋山の先頭打者弾&山川のタイムリーで2点奪取

■西武 2-0 阪神(1日・メットライフ)

 西武の菊池雄星投手が、復帰登板となった1日の本拠地・阪神戦で6回3安打無失点9奪三振2四球と快投し、無傷の6勝目を挙げた。左肩の不調に離脱していた左腕は、5月4日の楽天戦以来、約1か月ぶりのマウンドで躍動。打線も秋山の先頭打者弾、山川のタイムリーで2点をもぎ取り、勝利した。

 菊池は初回、先頭植田にセンター前ヒットを許す。続く北條は四球で一、二塁に。しかし、大山を左飛に打ち取ると、原口は遊ゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。すると、その裏に秋山が阪神先発・岩貞から先頭打者弾。エース左腕を援護した。

 2回、菊池はまたも先頭の糸井を内野安打で出し、牽制悪送球で二塁に進めてしまう。しかし、中谷は空振り三振。再び暴投で糸井の三塁進塁を許したが、ロサリオ、江越を連続空振り三振に仕留めてピンチを切り抜けた。

 3回は梅野を遊ゴロ、植田はニゴロ、北條は空振り三振で初めての3者凡退。打線はその裏、2死一、二塁の好機を作り、山川の適時打で貴重な追加点を奪った。

 菊池は4回も3者凡退に抑える。5回は先頭・中谷にスリーベースを浴びたが、ロサリオ、江越を連続空振り三振。梅野は歩かせたが、植田は空振り三振に斬ってとった。そして、6回は北條を空振り三振、大山を右飛、原口を三ゴロと3度目の3者凡退。この回限りでマウンドを降りた。直球は常時150キロ以上を記録し、最速は157キロに達するなど、完全復活を印象づけた。

 西武は7回から野田がマウンドへ。1死から中谷に四球を与えるも、ここで登板した平井が後続を仕留める。8回はワグナー、9回は増田が抑えて勝利。復帰戦で92球を投げた菊池が開幕から無傷の6勝とした。

(Full-Count編集部)

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