アルゼンチン代表は先日のハイチ代表との親善試合を4-0で制したが、このゲームでもリオネル・メッシがハットトリックを達成するなどエースへの依存度は相変わらずだ。南米予選からアルゼンチンはメッシに頼っており、メッシが爆発しなければ得点を思うように奪うことができない。一方でポルトガル代表にもクリスティアーノ・ロナウドという絶対的エースがおり、EURO2016に続いてロシアワールドカップも制すにはロナウドが爆発するしかない。
こうしたスーパースターに頼るのも悪くはないが、理想的なチーム作りとは言えないのだろう。米『ESPN』によると、元ドイツ代表のローター・マテウス氏は前回王者ドイツの強みが誰か1人に依存していないことだと主張する。ドイツにもワールドクラスのタレントは揃うが、チームのスーパースターと呼べる存在はいない。そこに強みがあるのだ。
「ドイツ代表にとっての大きなプラスは、1人の選手の影響力がそれほど無いということ。メッシ、ロナウドのような選手が怪我をしたり、その日コンディションが悪かったりといった影響がない。ドイツは全体的なクオリティがある強いチームだ」
ドイツは誰が出ても安定した結果を期待することができ、こちらの方が対戦相手としては厄介だ。圧倒的なまでの組織力こそドイツが優勝候補に挙げられる理由なのだろう。
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