レアル・マドリーの監督を電撃的に辞任したジネディーヌ・ジダン氏。史上初のCL3連覇を成し遂げた彼の後任は一体誰になるのか。
トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が有力とされるなか、『Marca』では彼でなかった場合の候補者たちについて伝えていた。
ユルゲン・クロップ(現リヴァプール監督/ドイツ人)
今季素晴らしいシーズンを過ごして、CL決勝でレアルと対決したリヴァプール。そのためレアルはクロップの全てを知り尽くしている。
このドイツ人指揮官はドルトムントとリヴァプールを欧州ファイナルの舞台に導いた。どちらのチームも決勝進出は難しいと思われていたにもかかわらず。
彼はカリスマ性のある監督であり、ファンからも愛されている。ただ、スペインフットボールに対処できるのか、勝者だらけのロッカールームを仕切れるのかは未知数ではある。リヴァプールとの契約は2022年まで。
マッシミリアーノ・アッレグリ(現ユヴェントス監督/イタリア人)
この数年、彼の株は上がり続けている。また、ユーヴェではCL決勝に2度も進出。ただし、どちらも敗れているが。
国内ではセリエA7連覇と“統治”を続けるなか、トリノではレアルが彼を連れて行くのではないかと懸念が広がっている。
アントニオ・コンテ(現チェルシー監督/イタリア人)
フロレンティーノ・ペレス会長はかつてコンテの仕事ぶりを讃えていた。だが、ロッカールームを仕切る能力についてはいくらか疑念がある。
チェルシーではマネジメントスキルが試されたが、チームの調和という点で紛糾してしまった。
彼の去就は宙に浮いており、退団が近いとも。そのため他の候補者たちよりも引き入れやすくなるかもしれない。とはいえ、契約を解除させた場合の補償費は高額になるだろう。
マウリツィオ・サッリ(前ナポリ監督/イタリア人)
彼がナポリを去った時、チェルシーがコンテの代役に据えるだろうと見られていた。だが、まだ何も起きていない。
ナポリはカルロ・アンチェロッティを新監督に招聘したものの、サッリの契約はまだ1年残されている。
もし彼を手に入れられれば、このイタリア人指揮官はユーヴェをあと一歩にまで追いつめて多くの人間から称賛されたフットボールをもたらすだろう。
ピッチ外では不適切な発言で批判されることも。
グティ(レアル・マドリー・フベニルA監督/スペイン人)
レアル育ちで監督になりえる現実的な人物はグティだ。彼はフベニルAで素晴らしい仕事をしている。
彼自身はジダンの後を継ぐ準備が整っているとは考えていないかもしれない。だが、クラブ内から求める声があれば、ペレスからの求めに応じることだろう。