県内ものづくり活況 東芝メモリ誘致、工場の増設最多

1兆円規模の大型投資が見込まれる東芝メモリの新工場建設地=北上市

 本県のものづくり産業が活況を呈している。2017年度は半導体製造大手「東芝メモリ」(東京)の大型誘致が決まり、増設は県が集計を開始した06年度以降で最多の21件。自動車や半導体関連産業がけん引し、雇用効果は約2千人と見込まれる。一方、稼働するための工業団地、働き手となる人手が不足するなど「受け皿」はもろく、県や市町村は産業集積の好機をものにしようと対応を急ぐ。

 県のまとめでは、17年度のものづくり産業の新規立地は4社で、投資額1兆円規模と見込まれる東芝メモリ、同社と取引を目指す特殊ガス販売などのジャパンマテリアル(三重県菰野(こもの)町)が北上市に進出。増設は自動車用メーターの新工場を建設するデンソー岩手(金ケ崎町)など自動車関連が5社と最も多かった。

 雇用効果は東芝メモリだけで約千人。増設する企業ではデンソー岩手が従業員数を679人(17年7月末現在)から20年度までに約千人まで拡大するほか、精密プラスチック製品製造の吉川化成東北工場(奥州市)は5年後までに100人の新規雇用を見込む。

 18年度は東芝メモリの取引先企業の新規立地が進む傾向。自動車関連ではトヨタ自動車東日本岩手工場(金ケ崎町)で今秋からトヨタの主力小型車「ヴィッツ」を生産する予定で、新型車生産も見据えて企業の設備投資が進むとみられる。

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