『Sportskeeda』は27日、「現在最も給料が安すぎる5名の世界的選手たち」という記事を掲載した。
スポーツ選手の給与というのはなかなか難しいもの。ピッチ上の結果だけで判断できるものではなく、怪我など不測の事態も多い。
しかしその中で、明らかにこの給与は安すぎる…と言える選手とは?
クリスティアン・エリクセン(トッテナム)
週給:7万5000ポンド(およそ1080万円)
年俸換算:およそ5.64億円
クリスティアン・エリクセンは才能がある選手だ。卓越したビジョン、シルキーなドリブル、完璧なパスで魔法をかけられる。
彼はトッテナムを欧州屈指のクラブに引き上げた立役者であり、ポチェッティーノ監督のシステムで最も重要な存在だが、週給は7万5000ポンドだ。
トッテナムは非常に堅実な賃金形態を持っているため、ベストプレーヤーを逃してきた。
エリクセンの給与を引き上げてやらなければ、今後まだ成長が見込める選手を手放すことになるかもしれない。
パウロ・ディバラ(ユヴェントス)
週給:9万2000ポンド(およそ1330万円)
年俸換算:およそ6.92億円
パウロ・ディバラは世界で最もリオネル・メッシに近い存在だ。もちろん長い道のりは残っているが、今のサッカー界で最も優れた攻撃的MFの一人だ。
ディフェンスを切り裂き、鋭くスペースを破ってくる。ユヴェントスでは重要な役割でプレーしており、チャンピオンズリーグでも活躍してきた。
それほどの選手であるが、まだ彼の給与はそれほど高くはない。ヤヤ・トゥレが2倍以上を受け取っているとは信じられないことだ。
今年初めには契約延長の噂もあったが…。
デル・アリ(トッテナム)
週給:5万ポンド(およそ720万円)
年俸換算:およそ3.76億円
トッテナムは選手たちに支払う給与をできるだけ少なく抑えようとしてきた伝統がある。
デル・アリはまさにその犠牲者であると言える。この数年で最も輝かしい若手のタレントである彼であるが、その能力に値するものはもらっていない。
2016年に契約を更新し、週給は5万ポンドにあがった。しかしジェシー・リンガードがその2倍以上を受け取っているのだから…。
デル・アリは給与2倍を求めていると言われているが、今のところは何の進展もない。
ハリー・ケイン(トッテナム)
週給:10万ポンド(およそ1450万円)
年俸換算:およそ7.52億円
現状では、このリストにトッテナムの選手がたくさん入ってくるのは仕方ない状況である。
ハリー・ケインもその一人である。世界最高のストライカーであることに誰も異論を挟まないはずだ。
彼はこの3シーズンで常に20得点以上を決めてきたし、とんでもない能力を持っている選手だ。
ポチェッティーノ監督が起こした現象の中でも、彼のブレイクは最も重要な出来事の一つであろう。
週給10万ポンドは、彼の実績から言えばかなり抑えられている。ただ、トッテナムは更新を認めそうだとも。
ムハンマド・サラー(リヴァプール)
週給:12万ポンド(およそ1730万円)
年俸換算:およそ9.02億円
これは明らかに変更する必要がある。リヴァプールに来た時、彼は批判された。しかしその評価を覆させた。
サラーは別次元だった。クロスティアーノ・ロナウド、ルイス・スアレス、アラン・シアラーらの記録を追い抜いてみせたのだ。
今季活躍したわけであるから純粋な意味で「報われていない」とは言えないかもしれないが、アレクシス・サンチェスがその3倍以上をもらっていることを考えると…。
43得点14アシストという圧倒的な記録を作り出した男は、もっともっと高い評価に値するだろう。明らかに変更する必要がある。